「病気が治りたい」と願っていい!ジョセフ・マーフィーに学ぶ、潜在意識と希望の力

病気になったとき、「治りたい」と願うことは自然なことです。

一日でも早く元気になりたいと思うでしょう。

以前のような生活に戻りたいと思うこともあるでしょう。

しかし、病気が長く続くと、「治りたいと思っても無理なのではないか」と諦めそうになることがあります。

さらに、「治らなかったらどうしよう」「また悪くなったらどうしよう」と不安になることもあります。

そんな人に伝えたいのが、ジョセフ・マーフィーさんの「潜在意識」という考え方です。

マーフィーさんは、心の中にある思いやイメージ、祈りを大切にし、それらを潜在意識に深く届けていくことを説きました。

代表作の『The Power of Your Subconscious Mind』は、潜在意識を活用して人生を変えていく方法を説いた自己啓発書として、長く読み継がれています。

そしてマーフィーさんは、潜在意識と身体の健康についても語っています。

今回は、病気を抱えている人に向けて、マーフィーさんが伝えた「思い」「願い」「祈り」「潜在意識」の意味を考えてみたいと思います。

目次

ジョセフ・マーフィーは「潜在意識」にどんな力があると考えたのでしょうか

出典:J.マーフィーのオーディオブックを聴こう。

ジョセフ・マーフィーさんは1898年にアイルランドで生まれ、後にアメリカで活動したニューソートの思想家であり、宗教家です。

代表作となった『The Power of Your Subconscious Mind』では、人間の意識と潜在意識の働きについて詳しく説明しています。

マーフィーさんの考え方では、私たちが普段意識している思考だけが心のすべてではありません。

そのさらに深いところに、自分では普段気づいていない潜在意識があると考えました。

そして、意識して繰り返す思いやイメージが潜在意識に深く入り、それが人間の行動や人生に影響すると考えたのです。

ここは、ナポレオン・ヒルさんの「思考は現実化する」という考え方ともつながります。

一瞬だけ頭に浮かんだ思いと、何度も繰り返して自分の中に根付いた思いは違います。

だからこそ、マーフィーさんの考え方では「何を思うか」だけではなく、「何を繰り返し心に与えるのか」が大切になるのです。

「病気が治りたい」と願っていいのです

病気になった人に、私はまず「治りたい」と願っていいと思います。

「元気になりたい」と願っていいのです。

「もう一度、やりたいことをしたい」と願っていいのです。

「以前のような生活を取り戻したい」と願っていいのです。

病気になったからといって、未来への願いまで捨てる必要はありません。

今は身体が思うように動かないとしても、心の中で未来を思い描くことはできます。

そして、その小さな願いを大切にしてほしいのです。

最初から強い信念を持つ必要はありません。

「治ったらいいな」という小さな思いでもいいのです。

その思いを否定せず、大切にすることから始めればいいのです。

マーフィーさんの思想では、意識して選んだ考えやイメージを潜在意識へ伝えていくことが重要になります。

だからこそ、「病気が治りたい」と願うことを恥ずかしいと思う必要はありません。

その願いは、あなたが生きたいと思っている証でもあるのです。

「また悪くなったらどうしよう」と思っても、自分を責めなくていい

病気を抱えていると、どうしても怖くなることがあります。

「また症状が出たらどうしよう」と思うこともあります。

「このまま治らなかったらどうしよう」と考えてしまうこともあります。

しかし、そんな自分を責めなくていいのです。

人間なのですから、不安になることもあります。

怖くなることもあります。

弱気になることもあります。

マーフィーさんの思想を学ぶときにも、「悪いことを考えたら、それが必ず現実になる」と自分を追い込む必要はありません。

むしろ大切なのは、怖い思いが出てきたときに、もう一度自分の望む方向へ意識を戻していくことです。

「怖い」と思ったら、「それでも私は元気になりたい」と思えばいいのです。

「不安だ」と思ったら、「それでも私は未来を諦めない」と思えばいいのです。

恐怖を消そうと無理をする必要はありません。

その先にある願いを思い出せばいいのです。

マーフィーは「思い」を潜在意識に届けることを考えた

マーフィーさんの考え方で重要なのは、思ったことを一度で終わらせないことです。

願いを繰り返し思い浮かべる。

言葉にする。

祈る。

イメージする。

そして、その願いを自分の心の深いところへ届けていく。

マーフィーさんは、祈りを単なる願い事ではなく、意識と潜在意識を調和させて、目的に向けて働かせるものとして説明しました。

つまり、祈りとは「どうか助けてください」と願うだけではありません。

「私はどうなりたいのか」を明確にすることでもあります。

そして、その望む状態を心の中で何度も思い描いていくのです。

マーフィー自身も「潜在意識による治癒」を信じていた

マーフィーさんの思想を語るうえで、特に興味深いのが、本人が自らの病気について語った体験です。

マーフィーさんは著書の中で、自身が悪性腫瘍を経験し、それを潜在意識の治癒力によって克服したと語っています。

マーフィーさんは、身体をつくった創造的な知性には、その身体を癒す力もあるのではないかと考えました。

そして、祈りによって健康な状態をイメージし、その思いを潜在意識に深く届けていったと説明しています。

これは、マーフィーさん自身が語った体験です。

現代医学によって一般的に確立された治療法という意味ではありません。

しかし、マーフィーさん自身が「心と身体の関係」をどれほど深く信じていたのかを知るうえでは、非常に重要なエピソードです。

「病気を治したい」から「治った後、何をしたいのか」へ

ここから、さらに大切なことを考えてみたいと思います。

「病気が治りたい」という願いを持ったら、その先を想像してみるのです。

病気が治ったら、何をしたいのでしょうか。

朝起きたら、何をしたいのでしょうか。

どこへ行きたいのでしょうか。

誰と会いたいのでしょうか。

何を食べたいのでしょうか。

どんな一日を過ごしたいのでしょうか。

そして、どんな人生を送りたいのでしょうか。

こうして考えていくと、「病気を治す」という願いの先に、もっと大きな願いがあることに気づくかもしれません。

それは、「自分らしく生きたい」という願いかもしれません。

「誰かの役に立ちたい」という願いかもしれません。

「もう一度、夢を追いたい」という願いかもしれません。

そして、さらに深く考えていくと、「自分は何のために生まれてきたのだろう」という問いにまでたどり着くことがあります。

私は、ここに「思いを深める」ということの本当の意味があると思います。

潜在意識を考えることは、自分の人生を見つめることでもある

潜在意識という言葉を聞くと、何か特別な力を手に入れる方法のように感じるかもしれません。

しかし、マーフィーさんの思想を人生という視点から見ると、もっと深い意味があります。

自分が何を望んでいるのかを知る。

自分はどうなりたいのかを考える。

その未来を何度も思い描く。

そして、その願いに沿った生き方を少しずつ選んでいく。

そうすると、自分が本当に大切にしたいものが見えてきます。

最初は「病気を治したい」だった願いが、「自分の人生を大切に生きたい」という願いに変わることもあります。

そして、「自分の人生を大切に生きたい」という思いが、「誰かのために生きたい」という願いにつながることもあります。

願いが深くなるほど、自分自身の人生について考えるようになります。

だから、潜在意識を考えることは、単に願いを叶える方法を探すことではありません。

自分はどんな人生を生きたいのかを見つめることでもあるのです。

願いを紙に書いて、言葉にして、何度も思い出す

マーフィーさんの思想を日常生活に取り入れるなら、難しいことをする必要はありません。

まず、自分が本当に願っていることを書いてみるのです。

「元気になりたい」

「笑顔で暮らしたい」

「もう一度旅行したい」

「家族と楽しく過ごしたい」

「自分の夢を実現したい」

どんな願いでもいいのです。

そして、その言葉を何度も見てみる。

声に出して言ってみる。

その願いが実現した後の自分を想像してみる。

マーフィーさんは、言葉やイメージを繰り返し潜在意識に印象づけることを重視しました。

大切なのは、無理やり「絶対に治る」と自分に言い聞かせて苦しくなることではありません。

自分の心に、希望の方向を何度も示してあげることです。

「私はこうなりたい」と、自分の未来を大切にすることです。

「治る」と信じられない日があってもいい

ここは、病気で苦しんでいる人に一番伝えたいところです。

毎日、強く信じられるわけではありません。

「今日は無理だ」と思う日があってもいいのです。

「もう疲れた」と思う日があってもいいのです。

「本当に良くなるのかな」と不安になる日があってもいいのです。

それでも、また明日になったら小さな願いを思い出せばいいのです。

「元気になりたい」

その気持ちが残っているなら、それでいいのです。

大きな希望を持てない日には、小さな希望でいいのです。

「今日は少し楽になりたい」と願ってもいい。

「今日は笑いたい」と願ってもいい。

「明日は少しだけ前を向きたい」と願ってもいい。

希望とは、いつも大きな光である必要はありません。

小さな灯りでもいいのです。

その灯りを消さないことが大切なのだと思います。

潜在意識の力を信じながら、現実の治療も大切にする

マーフィーさんの思想を病気の人に伝えるとき、忘れてはいけないことがあります。

潜在意識や祈りを大切にすることと、医学的な治療を受けることは両立できます。

マーフィーさん自身も医師との関わりを語っており、彼の著書における治癒の話は、あくまで本人の信念と体験として読む必要があります。

だから、「心だけで病気を治さなければならない」と自分を追い込む必要はありません。

治療を受ける。

医師に相談する。

必要な薬を使う。

身体を休ませる。

そのうえで、自分の心に希望を持つ。

未来を思い描く。

祈る。

自分自身を励ます。

それでいいのです。

心の力を信じることは、医学を否定することではありません。

自分ができる治療を大切にしながら、心の中にも希望を持つことなのです。

病気が治った後の自分を想像してみる

出典:Amazon

今、病気の中にいる人へ、ひとつだけやってみてほしいことがあります。

病気が治った後の自分を、少しだけ想像してみてください。

朝、目が覚めます。

身体が軽く感じます。

「今日は何をしよう」と考えます。

好きな場所へ出かけます。

会いたかった人に会います。

やりたかったことをします。

そして、心から笑います。

そんな自分を想像してみるのです。

まだ現実になっていなくても構いません。

今すぐ実現しなくても構いません。

ただ、「自分にはこうなりたい未来がある」と思ってみるのです。

その未来を何度も思い描いていると、少なくとも自分が何を望んでいるのかは、少しずつ明確になっていきます。

そして、その願いに向かって、自分にできる一歩が見えてくるかもしれません。

願いを諦めない人の心には、未来があります

ジョセフ・マーフィーさんが伝えた潜在意識の思想は、単なる「願えば何でも叶う」という話として読むよりも、自分の心にどんな思いを育てるのかという話として受け止めると、もっと深く感じられます。

人間は、毎日のようにさまざまなことを考えます。

その中には、不安もあります。

恐怖もあります。

悲しみもあります。

それでいいのです。

大切なのは、それだけで自分の未来を決めつけないことです。

「怖い」と思ってもいい。

「不安だ」と思ってもいい。

そのうえで、「それでも私はこうなりたい」と願っていいのです。

その願いを紙に書いてもいい。

言葉にしてもいい。

祈ってもいい。

何度も思い描いてもいい。

そして、できることから行動していけばいいのです。

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まとめ

「病気が治りたい」と願っていいのです。

その願いを持つことは、悪いことではありません。

病気になった自分を責める必要もありません。

怖くなった自分を責める必要もありません。

不安になった自分を責める必要もありません。

それでも、「私は元気になりたい」と願っていいのです。

ジョセフ・マーフィーさんは、意識して選んだ思いやイメージを潜在意識に深く届け、祈りによって望む状態を思い描くことを重視しました。

そして、マーフィーさん自身も、自分の病気を潜在意識の力によって克服したという体験を著書で語っています。

その体験を医学的な治療法としてそのまま受け取ることはできません。

しかし、そこから私たちが学べることはあります。

それは、病気の中にいても、未来への願いを持っていいということです。

「治りたい」と願っていい。

「元気になりたい」と願っていい。

「もう一度、やりたいことをしたい」と願っていい。

そして、その願いをさらに深めていく。

「治ったら何をしたいのか」と考える。

「どんな人生を生きたいのか」と考える。

「自分は何のために生きるのか」と考える。

そうして願いを深めていくと、病気を治すことだけではなく、自分が本当に生きたい人生が見えてくることがあります。

だから、今は小さな願いでもいいのです。

その願いを大切にしてください。

諦めないでください。

今日、希望を持てなくてもいいのです。

明日、もう一度願えばいいのです。

そして、自分にできることを一つずつ続ければいいのです。

病気の中にいるあなたにも、未来があります。

その未来を思い描くことから始めてもいいのです。

「病気が治りたい」と願っていい。

「元気になりたい」と願っていい。

「もう一度、自分らしく生きたい」と願っていい。

その小さな思いを大切に育てながら、今日できる一歩を歩いていきましょう。

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