病気に苦しむ人を身体と精神の両面から見つめ、世界の未来についても多くの言葉を残したエドガー・ケイシーさん。
そんなエドガー・ケイシーさんですが、第二次世界大戦を予見した人物として知られる一方で、日本の大部分が海に沈むという予言など、現実には起きていない予言も残しています。
さらに「ロシアから世界の希望が来る」という有名な言葉についても、2026年の現在から見ると、ロシアや中国が自由主義の方向へ進んでいるとは簡単には言えない状況です。
だからこそ、エドガー・ケイシーさんの予言を「当たったから本物」「外れたから偽物」と単純に決めるのではなく、実際に何が語られていたのかを確認し、現在の世界と照らし合わせながら考えてみたいと思います。
そこから見えてくるのは、未来を恐れるための予言ではなく、私たちはどのような未来を選びたいのかという大きな問いなのではないでしょうか。
エドガー・ケイシーは本当に未来を予言したのでしょうか

第二次世界大戦を予見したことで知られるエドガー・ケイシーさん。
そんなエドガー・ケイシーさんですが、すべての未来を正確に言い当てた人物だったのでしょうか。
エドガー・ケイシーさんには現実の出来事をかなり印象的に捉えたリーディングがある一方で、実現しなかった未来予測も存在しています。
A.R.E.によれば、エドガー・ケイシーさんは1935年、軍事的な勢力と権力拡大を目指す勢力によって世界が火に包まれるような危機が迫っているという内容を語っていました。
その後、1939年に第二次世界大戦が始まりました。
このため、第二次世界大戦についてのエドガー・ケイシーさんのリーディングは、後世から見ても非常に興味深い事例になっています。
しかし、ここで重要なのは、第二次世界大戦を予見したからといって、エドガー・ケイシーさんのすべての予言が正しいことにはならないということです。
未来予言を検証するなら、当たったものだけではなく、外れたものも同じように見る必要があります。
したがってエドガー・ケイシーさんは、第二次世界大戦について注目すべき予見を残した人物ですが、すべての未来を正確に予言した人物と断定することはできないでしょう。
日本が海に沈むというエドガー・ケイシーの予言はどうなったのでしょうか

日本の未来について非常に衝撃的な言葉を残したエドガー・ケイシーさん。
そんなエドガー・ケイシーさんですが、現在の日本人が最も検証しておきたい予言の一つが、日本列島の大部分が海に沈むという内容です。
エドガー・ケイシーさんのリーディングには「日本の大部分が海に入る」という明確な記述がありますが、そこで示された時期にそのような出来事は起きていません。
A.R.E.の公開資料には、1934年のリーディング3976-15として、アメリカ西部の変化やヨーロッパの変化とともに「日本の大部分が海に入る」という内容が記録されています。
さらに、その一連のリーディングでは1958年から1998年という時期も地球規模の変化と関連して語られています。
しかし2026年の現在、日本列島は存在しています。
日本が沈没して国家として消滅したという事実もありません。
A.R.E.自身も、地球変動についてのケイシーさんのリーディングには、実際には起こらなかった内容があることを認めています。
これはエドガー・ケイシーさんを批判するために書くのではありません。
むしろ、予言を正しく理解するために非常に重要な事実です。
「ケイシーさんが言ったから必ず起こる」と考えてしまえば、予言を検証することができなくなります。
したがって日本沈没については、エドガー・ケイシーさんのリーディングに実際にその記述があるものの、2026年現在、その予言は文字通りには実現していないと考えるのが妥当でしょう。
A.R.E.の資料でも、地球変動に関するリーディングは14,000件以上の全リーディングの中で20件未満にすぎず、その中には文脈から切り離されて引用されてきたものや、実際には不正確だったものがあると説明されています。
つまり、エドガー・ケイシーさん自身の資料を管理する側も、すべての予言を無条件に正しいとは扱っていないのです。
有名な人物だから正しいと決めつけないこと。
自分が信じたい情報だけを集めないこと。
反対の事実があるなら、それも読者に伝えること。
そのうえで、それでも残る思想にどんな意味があるのかを考えましょう。
したがってエドガー・ケイシーさんの予言は、すべてが的中したわけではなく、的中したように見えるものと外れたものを分けて検証することが重要だといえるでしょう。
「ロシアから世界の希望が来る」という予言を2026年から考える

エドガー・ケイシーさんの予言の中でも、現在まで語り継がれている「ロシアから世界の希望が来る」という言葉。
そんなエドガー・ケイシーさんですが、この言葉を2026年の世界情勢から見ると、簡単には理解できない大きな矛盾が浮かび上がります。
エドガー・ケイシーさんはロシアについて自由という言葉を用いていますが、2026年現在のロシアを自由主義国家として見ることは難しい状況です。
A.R.E.が公開しているリーディングでは、1944年に「ロシアから世界の希望が来る」という趣旨の言葉が語られ、その希望について「共産主義やボルシェビズムではなく、自由」と説明されています。
ところがFreedom Houseの2026年の評価では、ロシアは「Not Free」とされ、政治的権利と市民的自由について非常に低い評価を受けています。
さらにロシアはウクライナとの戦争を続けており、SIPRIによれば2025年のロシアの軍事支出は推定1900億ドルで、GDPの7.5パーセントに達しています。
これを見る限り、2026年現在のロシアから「自由主義が世界を導いている」と感じることは容易ではありません。
だからこそ、この予言には疑問を持つ必要があります。
本当に未来を予言したのでしょうか。
それとも、当時のロシアに対するケイシーさんの精神的な期待を語ったものだったのでしょうか。
あるいは、未来の可能性を示しただけであり、必ず実現する出来事を語ったものではなかったのでしょうか。
したがって「ロシアから世界の希望が来る」という言葉は、2026年現在では予言の的中として単純に扱うのではなく、むしろ「自由とは何なのか」「人間は本当に自由を選べるのか」という問いとして読み直す必要があるでしょう。
中国についても「自由」という予言と現実には大きな隔たりがあります

中国についても未来への変化を語ったエドガー・ケイシーさん。
そんなエドガー・ケイシーさんですが、現在の中国を見ると、ここにも予言と現実の間に大きな距離があります。
2026年の中国は、政治的自由や市民的自由という意味では、エドガー・ケイシーさんの描いた理想的な未来と重なっているとは言いにくい状況です。
Freedom Houseの2026年の評価では、中国は「Not Free」とされ、中国共産党が政治的権利や市民的自由を強く制限していると評価されています。
またSIPRIによると、中国の2025年の軍事支出は推定3360億ドルで、前年比7.4パーセント増加し、軍事費の増加は31年連続となっています。
こうした現実を見ると、ロシアだけでなく中国についても「自由主義の中心になる」という未来像を現在の状況から簡単に想像することはできません。
もちろん国家の未来は変化します。
現在の政治体制が永遠に続くと決まっているわけでもありません。
しかし、2026年現在の現実を見れば、少なくとも「ケイシーさんの予言がそのまま実現している」と書くことはできないでしょう。
したがって中国についても、予言の的中を主張するのではなく、ケイシーさんが語った理想と現在の現実を比較することが重要なのです。
エドガー・ケイシーは第三次世界大戦を予言したのでしょうか

世界情勢が不安定になるたびに注目されるエドガー・ケイシーさんの戦争予言。
そんなエドガー・ケイシーさんですが、ここでもインターネット上で広がっている情報と、実際の資料を分けて考える必要があります。
少なくともA.R.E.の公式資料では、エドガー・ケイシーさんが第三次世界大戦を明確に予言したとはされていません。
A.R.E.は、エドガー・ケイシーさんが第二次世界大戦を予見した一方で、リーディングには第三次世界大戦が起こるという内容は示されていないと説明しています。
これは非常に重要な点です。
「第三次世界大戦が起きる」と断定するような記事を書いてしまえば、読者の恐怖を 不必要に 煽ることになります。
むしろケイシーさんの資料を読むと、未来は完全に固定されたものではなく、人間の考え方や行動によって変化するという考え方が繰り返し登場します。
つまり、仮に戦争の危険があるとしても、それを「予言された未来だから仕方がない」と考えるのではなく、「人間が違う選択をすれば未来も変わる」と考える余地が残されているのです。
したがって第三次世界大戦については、ケイシーさんが明確に予言したと断定するのではなく、戦争を回避するために人間の意識と行動がどうあるべきかを考えるテーマとして扱うべきでしょう。
それでもエドガー・ケイシーの予言を読む価値はあるのでしょうか
外れた予言まで存在するエドガー・ケイシーさん。

そんなエドガー・ケイシーさんですが、それでも私はケイシーさんの言葉を読む価値はあると思います。
エドガー・ケイシーさんの価値は、未来を百パーセント言い当てたことではなく、未来を考えるときに「人間はどのように生きるべきなのか」という問いを残したところにあるのではないでしょうか。
ケイシーさんの地球変動に関する資料には、災害が人間の思考や行動と関係するという趣旨の記述もあります。
これは私がこれまで考えてきた「心・意識・願い」というテーマともつながります。
もちろん、人間の意識だけで地震や戦争などすべての現象を自由にコントロールできるという意味ではありません。
しかし、人間の意識が行動を変え、行動が社会を変えるという意味なら、現実的にも考えることができます。
戦争を望む人が増えれば、社会は戦争へ向かいやすくなります。
対話を望む人が増えれば、平和を求める力も強くなります。
他人を敵として見る人が増えれば、社会の分断は深まります。
相手の立場を理解しようとする人が増えれば、共存への可能性が広がります。
だからこそ、予言を未来の答えとして読むのではなく、未来について考えるきっかけとして読むことに意味があるのではないでしょうか。
したがってエドガー・ケイシーさんの予言を読む価値は、未来を正確に知ることではなく、未来をつくる私たち自身の生き方を考えることにあるといえるでしょう。
2026年の世界情勢を見ると未来はどうなるのでしょうか

戦争や軍拡が続く世界を生きている私たち。
そんな私たちですが、2026年の世界を見れば、ケイシーさんの時代とは比較にならないほど複雑な問題が同時に起きています。
2026年の世界は、戦争だけではなく、軍拡、経済対立、社会の分断、AI、環境問題などが重なり合う大きな転換期に入っていると考えられます。
SIPRIによると、2025年の世界の軍事支出は2兆8870億ドルに達し、11年連続で増加しました。
中国は3360億ドル、ロシアは1900億ドルを軍事に支出しており、世界の軍事的緊張が続いていることが分かります。
一方で、世界が軍事力だけで動いているわけでもありません。
科学技術は進歩しています。
AIも急速に発展しています。
医療技術も進歩しています。
国境を越えた交流も続いています。
つまり、2026年の世界には危険と希望の両方があります。
この二つを同時に見ることが大切なのです。
したがって2026年の世界は、破滅へ向かっていると決めつけるのではなく、大きな危機と大きな可能性が同時に存在する転換期として見ることができるでしょう。
エドガー・ケイシーの予言より大切なのは「私たちがどんな未来を選ぶか」

未来を語り続けたエドガー・ケイシーさん。
そんなエドガー・ケイシーさんですが、2026年の現在から見ると、最も重要なのは予言が当たるかどうかではなく、私たちがどんな未来を選ぶのかということではないでしょうか。
未来を予言によって決めるのではなく、自分たちの心と行動によって未来をより良い方向へ進めていくことこそ、エドガー・ケイシーさんから学ぶべき最も大切なことなのではないでしょうか。
日本沈没の予言は実現していません。
ロシアから世界の自由が生まれるという言葉も、2026年現在のロシアを見れば、そのまま実現しているとは言えません。
中国についても同じことが言えます。
第三次世界大戦については、そもそもA.R.E.の公式資料では明確な予言が確認されていません。
この事実を見れば、エドガー・ケイシーさんを絶対的な予言者として扱うことには無理があります。
しかし、それでケイシーさんのすべてを否定する必要もありません。
第二次世界大戦への警告を含め、当時の世界を見つめた言葉には、現在の私たちが考える価値のあるものもあります。
そして何よりも、「未来は人間の生き方と無関係ではない」という思想には、今でも大きな意味があります。
これは病気についても同じです。
病気になった人に「あなたの心が悪い」と言うのではありません。
病気を願えば治るという意味でもありません。
必要な治療を受けながら、それでも未来への希望を失わないということです。
世界についても同じです。
戦争があるからといって、平和を諦める必要はありません。
軍拡が進んでいるからといって、人類が永遠に戦争を続けると決まったわけでもありません。
権威主義的な国が存在するからといって、自由を求める人間の願いが消えるわけでもありません。
したがってエドガー・ケイシーさんから私たちが受け取るべきものは、恐ろしい未来の予言ではなく、どんな時代であっても希望を失わず、自分自身の心と行動から未来を変えていこうとする姿勢なのではないでしょうか。
病気で苦しんでいる人にも、世界の未来を心配している人にも伝えたいこと

病気の人を救いたいという願いを持ち、人類の未来についても考えたエドガー・ケイシーさん。
そんなエドガー・ケイシーさんの思想を最後に一つにつなげると、病気に苦しんでいる人と、世界の未来に不安を感じている人には、共通するメッセージが見えてきます。
今の苦しさが、そのまま未来のすべてになるわけではありません。
病気になったあなたの人生が、病気だけで終わると決まったわけではありません。
今、パニック発作に苦しんでいる人も、今日の発作だけで一生の未来を決めなくていいのです。
そして、戦争や世界情勢に不安を感じている人も、現在の世界だけを見て人類の未来を絶望する必要はありません。
未来には、まだ多くの可能性があります。
治療によって身体が変わる可能性があります。
心の持ち方が変わる可能性があります。
人との出会いによって人生が変わる可能性があります。
社会の価値観が変わる可能性があります。
国と国との関係が変わる可能性もあります。
だからこそ、私たちは未来を恐れるだけではなく、未来に願いを持つことができます。
そして、その願いを今日の小さな行動につなげることができます。
これは「願えば何でも実現する」という意味ではありません。
病気を治すためには医学的な治療が必要な場合があります。
世界の問題を解決するためには政治や外交、社会制度など現実的な努力も必要です。
それでも、人間がどんな未来を願い、どちらの方向へ行動するのかは大切です。
エドガー・ケイシーさんの予言を2026年から読み直すと、そこに一つの答えが見えてきます。
未来は予言者だけのものではありません。
未来は、今を生きている私たち一人ひとりのものなのです。
したがってエドガー・ケイシーさんから最も大切に受け取りたいメッセージは、未来を恐れることではなく、病気の中でも世界の混乱の中でも希望を失わず、今日からより良い未来へ向かって生きていくことなのではないでしょうか。
第1部「エドガー・ケイシーから学ぶ、病気と世界の未来に希望を持つ生き方」
第2部「エドガー・ケイシーさんの予言は本当に当たったのか?2026年の世界から未来と希望を考察 」
人生考察シリーズ
いじめ:やす子の生い立ち!悪化した家庭環境やいじめられていた学生時代を調査!」
パニック発作:堂本剛の宗教観は仏教に近い?パニック発作から見えた「執着しない思想」
パニック発作:長嶋一茂とパニック障害!苦しみの中で見つけた「手放す」という思想
パニック発作:IKKOの苦しかった病気時代とは?不安と孤独を乗り越えた心の整え方
パニック発作:青木さやかはなぜ変わった?パニック障害を乗り越えて見えた「執着しない生き方」
パニック発作:「1億人の妹」が抱えていた孤独…大場久美子がパニック障害で見つけた“無理をしない生き方”
パニック発作:病気になっても、人生は終わらない!中川家・剛さんに学ぶ、笑いと人とのつながりが心を支える生き方
うつ:兒玉遥はうつをどう乗り越えたのか?『おむすび』出演につながった730日の休養と再生
強直性脊椎炎:病気になっても、人生はここから変えられる!十條莉緒に学ぶ、病気と向き合いながら新しい夢を見つける生き方
奇跡の意識:ひすいこたろうさんの教えとは?病気・感謝・人生が変わる考え方を深掘り
奇跡の意識:さとうみつろうの『神さまとのおしゃべり』『悪魔とのおしゃべり』とは?人生哲学・仏教思想・武士道から考察
奇跡の意識:「ありがとう」という言葉を大切にし、多くの人へ人生のヒントを届け続けた小林正観。
奇跡の意識:斎藤一人が語る「豊かな心」とは?心の持ち方が人生と健康を変える理由を考察
奇跡の意識:本田健『きっと、よくなる!』の本当の意味とは?人生を信頼する力を考察
奇跡の意識:病気になったあなたへ、人生はここからでも変えられる!廣池千九郎に学ぶ、心・意識・願いが未来をつくる生き方
奇跡の意識:「エドガー・ケイシーから学ぶ、病気と世界の未来に希望を持つ生き方」
奇跡の意識:無意識に「怖い」と思ってしまうあなたへ!ナポレオン・ヒルに学ぶ、思い・願い・意識が未来を動かす生き方
奇跡の意識:「病気が治りたい」と願っていい!ジョセフ・マーフィーに学ぶ、潜在意識と希望の力
奇跡の意識:「病気を治したい」と願っていい!エミール・クーエに学ぶ、心に希望を届ける自己暗示の力
奇跡の意識:なぜ病気になったのか?ノーマン・カズンズに学ぶ、病気と心と宇宙の意識、そして笑いの力
奇跡の意識:病気になっても、人生には意味がある。ヴィクトール・フランクルに学ぶ、苦しみの中でも希望と生きる意味を見つける生き方
覗いてやってください、よろしく
色々な考察シリーズ
覗いてやってください、よろしく
まとめ
エドガー・ケイシーさんは第二次世界大戦を予見したとされる一方、日本の大部分が海に沈むという実現していない予言も残しています。
また、「ロシアから世界の希望が来る」という言葉も残していますが、2026年現在のロシアは自由主義国家とは言い難く、中国についても同様に自由と民主主義の方向へ進んでいるとは簡単に評価できません。
さらに第三次世界大戦については、A.R.E.の公式資料ではエドガー・ケイシーさんが明確に予言したとはされていません。
だからこそ、エドガー・ケイシーさんを絶対的な予言者として扱うのではなく、当たった予言も外れた予言も含めて検証することが大切です。
そのうえで残るのは、未来を恐れるのではなく、人間の心と行動が未来に影響するという考え方です。
病気になった人にも、世界情勢に不安を感じている人にも、今の苦しさが未来のすべてを決めるわけではないと伝えたいと思います。
未来はまだ決まっていません。
だからこそ、私たちは希望を持つことができます。
これからもエドガー・ケイシーさんの言葉をそのまま信じるのではなく、事実を確かめながら、その中にある希望と人間の生き方を考えていきましょう。
それではありがとうございました。

コメント